多摩川摩天楼「武蔵小杉」に最後のタワマンが建つ日

マンション

● 武蔵小杉のタワマンは現在14棟

  「ムサコ」と略して呼ばれる街が首都圏には3つある。武蔵小杉(川崎市中原区)、「武蔵小山」(東京・品川区)、「武蔵小金井」(東京・小金井市)で、いずれも市街地再開発事業が現在進行中という共通点がある。

 タワーマンションの集積度で日本有数の街となった「武蔵小杉」駅周辺。東急東横線、JR南武線と湘南新宿ラインが乗り入れる交通利便性も預かって、今でもその人気は高い。

 タワマンが並び、大型商業施設「グランツリー武蔵小杉」がある一帯には、以前、青い屋根の東京機械製作所玉川製造所や、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)のグラウンドなどがあった。

 2007年竣工のレジデンス・ザ・武蔵小杉(24階建て)が登場してから、わずか10年で20階建て以上のタワマンがこのエリアだけで14棟も竣工、風景が一変してしまったのだ。

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● 15棟目のタワマンが建設中

 現在、「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」として、15棟目となるコスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンス(全519戸/39階建て)の工事が進んでいる。こちらは東急東横線・JR南武線の駅から徒歩2分の好立地で、かつては庶民的な商店や飲食店が軒を連ねていたエリアだ。

 その結果、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店を除き、過去の痕跡はすべて消し去られてしまった。

 タワマンだらけの「武蔵小杉」駅周辺でも、JR南武線の線路から、東急東横線「新丸子」駅がある多摩川方面に向けては、JX日鉱日石の社宅跡に立つ武蔵小杉タワープレイスの2棟しかない。

 小杉町1丁目・2丁目エリアは、戸建て住宅や小規模マンションが並ぶごく普通の住宅街だ。昔ながらの商店街の中には、揚げ物が秀逸で、12時の開店と同時にビールの大瓶を卓上に並べて楽しむ常連客が多数集まる「三ちゃん食堂」など、工場が多かったこの界隈の原風景を彷彿とさせる店が残っている。

● 最後のタワマンは北口地区に

 そこに現在、小杉小学校の新築工事が進められている。4階建ての立派な校舎は19年4月開校予定で、学区は小杉町2丁目・3丁目となる。少子化の今となっては貴重な新設校の敷地は日本医科大学新丸子キャンパスの跡地だ。ここは再開発事業「武蔵小杉駅北口地区」のA街区に相当する。同じ街区に約3000平方メートルの公園も新設される。

 その隣、日本医科大学のグラウンドであるB街区には日本医科大学武蔵小杉病院が移転、新築(9階建て)される計画だ。いま病院が立っているC街区は三菱地所レジデンスが取得したのち、50階建て2棟・約1500戸のツインタワーマンションが計画されている。

 再開発工事の完了予定は、現状では8年後の2026年2月頃となっている。これが武蔵小杉エリア最後のタワマンの竣工する日となりそうだ。

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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181114-00185276-diamond-bus_all


管理者コメント
武蔵小杉は急速な発展を遂げましたね。
タワーマンションは管理が大変だといいます。
築30年40年ほどの物件が大規模修繕をしているのを見かけますが
築60年とかになってくるとどうなるのでしょうか?


以上