ニトリ出店加速も同一商圏でのカニバリと人材難の懸念

10/3(火) 6:00配信 「店舗数は500店舗を超えようとしている。本当に夢のような気持ちです」(似鳥昭雄・ニトリホールディングス会長)

 家具・インテリア製造小売りの最大手であるニトリの店舗数が10月上旬に500店舗に達しようとしている。

ニトリ出店加速

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 家具・インテリア製造小売りの最大手であるニトリの店舗数が10月上旬に500店舗に達しようとしている。

 ニトリは現在、2003年から32年までの第2期30年計画(目標は3000店舗、売上高3兆円)の中間地点に差し掛かっている。創業50周年を迎える節目の今年に、500店舗を達成することは以前からの目標だった。

 急成長を下支えした要因の一つは、11年から始めた新業態の「デコホーム」にある。生活雑貨が中心の小型店舗で、年間出店数は右肩上がりで増えている。国内合計450店舗のうち、デコホームはすでに約60店舗と1割以上を占め、さらに今後3年間で100店舗に拡大する。ちなみに500店舗目となるのも、神奈川県のJR川崎駅前のデコホームの予定だ。

 「従来の大型店は出店余地が減る一方で、都市部の駅近ニーズが高まっていることから、国内はデコホームをさらに増やしていく方針」(ニトリ)という。

 小売業を取り巻く経営環境は厳しさが続くが、ニトリは30期連続の増収増益を続けており、22年の目標に掲げる「1000店舗、売上高1兆円」に向けて出店をさらに加速する構えだ。

● カニバリと人材難の懸念

 とはいえ目標達成には二つの課題がある。

 一つ目は同一商圏でのカニバリ(共食い)の回避だ。銀座、池袋、渋谷など、デコホームが都心型店舗を積極的に出店する中、ニトリの顧客を奪う状況になりつつある。

 そもそもデコホームはキッチン用品や雑貨など売れ筋に絞った小型店であり、家具やインテリアを中心としたニトリとは業態が異なる。しかし、デコホームの独自商品比率は17年2月末時点で約1割にすぎず、大半の商品はニトリと重複しているのが実情だ。

 デコホームではニトリとは異なる独自商品を拡充することで、「同じ商業施設内にニトリもデコホームも出店できるようにしたい」(ニトリ)として、デコホームの独自商品比率を今年度末に4割へ引き上げ、将来的にほぼ全てを独自商品にする計画だ。しかしうまくすみ分けできるかどうかは未知数だ。

 二つ目は海外展開だ。台湾は27店舗ですでに黒字化する一方、米国は5店舗、中国は15店舗(いずれも9月25日時点)にとどまり、共に赤字が続いている。

 特に中国事業の拡大はニトリにとって最重要課題である。前述した22年の目標達成に向けて、今後増加する500店舗のうちの約200店舗を中国で出店する計画だ。しかし、急速な出店スピードに、現地での店舗運営に携わる人材の確保が追い付くのか。難航すれば、目標達成に黄信号がともる可能性もある。

引用(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171003-00144335-diamond-bus_all)

コメント
一人暮らしにはいいのかな?
謳い文句とは違い値段なりの商品ばかりなのに。
耐久性が求められる商品は絶対に買わない。
イケアより不良品が少ないのが救いかな。

管理者コメント

確確かに最近ニトリをよく見かけるようになりました。
たくさんありすぎるとコンビニみたいでレア感がなくりなりますね。

以上