なぜ「父の日」は「母の日」より影が薄いのか

「6月第3日曜日は何の日?」と問われると、あなたは答えられますか? 「父の日」「母の日」を知っているどうかを聞いたところ、「『父の日』の正確な日付を知っている」と答えたのは30.5%だった。「『母の日』の正確な日付を知っている」は40.1%で、この結果を見ると「父の日」の認識が低い結果となった。

テーブルランナーの使い方を学ぼう!


テーブルランナーの使い方とテーブルコーディネート

これは2017年5月15日~16日の2日間で、全国の20代から60代の男女1000人を対象に「父の日に関する調査」(楽天リサーチ株式会社)が実施した調査結果だ。

そこで、日本で「父の日」を国民的な社会行事に発展・定着させるための事業を展開している「日本ファザーズ・デイ委員会」の母体である一般社団法人日本メンズファッション協会の常務理事を務める石津祥介氏に、「父の日」の認知度が低い現状について聞いてみた。

1980年、一般社団法人メンズファッション協会の理事長であった伊藤恭一氏が、ニューヨークに赴いた際、アメリカでは「父の日」という催しがあることを知り、日本でも取り入れようと、翌年「日本ファザーズ・デイ委員会」を結成。

そして、1982年より「父の日は黄色いリボンで贈り物」「よき家族であることを誓う日」「親のいない子たちへ愛の手を」を柱に、“最も素敵なお父さん”を表彰する「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」も開催した。

父親は母親に勝てない

「母の日」と「父の日」。同じ親に対する記念日にも関わらず、なぜ「父の日」の認知度が低いのだろうか。

「母の日に比べて、父の日の認知度が低いのは仕方のないことかもしれません。やはり、父というウェートの中で、父と子、母と子となるとどうしても母親には勝てません。母親は子どもと接している時間も長いですから、父親が母親を超えることは難しいのかもしれませんね」(石津氏)

なぜ、「母の日」はあって「父の日」はない?

実は「父の日」という記念日ができたきっかけには、一人の女性の父親に対する思いがあったという。

1908年に「母の日」ができたことを知ったワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人が、翌年1909年に「母の日があって父の日が無いのはおかしい。父の日もつくって下さい。」と「牧師協会」へ懇願したのです。

ドット夫人の母親は、軍人の夫が南北戦争に召されている間、女手一つで一家を支えてきたが、父親の復員後にまもなく亡くなってしまいます。そこから、父親は残された6人の子供たちを再婚もせず、生涯独身で働き通し、男手一つで育てていきます。そんな6人兄弟の末っ子の女の子がドット夫人です。
(日本ファザーズ・デイ委員会より)

ドット夫人の住むワシントン州のスポケーンで、1910年6月19日に最初の父の日の祭典が行われます。ドット夫人が懇願してから7年後、1916年にアメリカのウィルソン大統領がスポケーンを訪れ、父の日の演説をしたことで、「父の日」が認知されることとなります。

そして、1926年にナショナル ファザーズ・デイ コミッティがニューヨークで組織され、1972年にアメリカでは国民の祝日となりました。
引用(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170618-00010000-houdouk-life)

コメント1
母の日が先にあって,後追いで父の日を創ったから。

それに母の方が身近に愛を感じることが多く,父とはやや話しにくいので,プレゼントもしにくい傾向がある。

コメント2
バレンタインデーは盛り上がり、ホワイトデーは地味。母の日は盛り上がり、父の日は地味。基本的に二匹目のどじょうは成功しないわけだ。

コメント3
まぁ、母はイベントごとにして祝うと喜ぶだろうが、父としては特に場を設けて祝われるより日々さり気なく感謝してもらった方が嬉しいものなのだと思う。
正直、プレゼントやお祝いより休みと自分が自由になる時間だろうなぁと


管理者コメント
確かに父の日は忘れがちです。男性はあまりプレゼントを欲しがる傾向にないからかもしれないですね。
忘れないように注意しましょうね。